白夜の女騎士@シアターコクーン

土曜に見たんですが、まだ興奮さめやらず。

「白夜の女騎士(ワルキューレ)」
公演日程:2006年5月7日(日)〜30日(火)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
上演時間: 1幕(1時間05分) 休憩20分 2幕(1時間05分) 合計 2時間30分
料金:S ?9,000 A ?7,500 コクーンシート ?5,000(税込)

いやいや、ビデオでみた野田版よりも台詞が入りやすかった。ト書きが画面に出ていたし。(画面が端にあるのは、見たくない人は見なければいいよという配慮?)
杏ちゃん、声量もすばらしく、野田台詞がすごぉくハマっていまして、もうオープニング長台詞からじーん。なーんていいつつも、台詞は忘れてしまった。確か白い線がどうのこうのと。棒高跳びをする少年の助走は人間が四つ足から二本足へ、ひいては空を飛ぶための助走だと。棒高跳びの踏切線を誤って一歩踏み出すこと、争いへの一歩を踏み出すこと。境界線を引くとなぜ争いが起こるのか。ま、この台詞の裏に学生たちの闘争がある、というのはパンフを読んで初めてわかりましたが。全体的にも時に優しく、時にコドモで、それでいてサスケを手玉にとるようなオマケを好演。
マツジュン、ピュアなサスケ君にぴったりだったかと。少なくとも野田さん演じる少年よりは、ずっと少年でしたw。見た目も麗しいしね!ヲタ的目線で見ても、明らかに「ごくせん」「花男」とは違うマツジュンだったかと。いい芝居に参加させてもらえてよかったよかった。ただあの独特の野田台詞が・・・まだちょっと”すげー気持ちイイ”という感じでは聞こえてこなかった。台詞の途中で音階が転調するような?ポイントがいくつかあって、そこが転調できてないのかな。棒読みという訳では、もちろんないのだけれど。
全体的には満足なんだけれど、ちょっと不満も。個人的にハム無線の「ツーツーツー」という台詞が、皆さん同様にイマイチだったかなーと。特にその後の信長とサスケの

「交信を終了します、ツーーーーーーーーー」

「ツーーーー」が聞こえなかったよ!!勝村さん!いやいや、ちょっと待って下さいよ、この「ツー」の長さに、サスケと信長がお互い相対する種別の人間であると確信し別れなければいけない、とか諸々の悲しみやあきらめや悟りみたいな感情がつまっているんじゃないのかい?と。この点では本当に不満。サスケと信長だけでなく、ワルキューレ三人娘やそのほかの方々の「ツーツーツー」も、ちょっと音が違うんだよなぁ。
あと、サスケが目覚まし時計(=爆弾?)について語るシーンもカットされていたような気が。あの「チッチッチッ」と時計の針にみたてた腕を動かすシーンも好きだったんだけどな。
客入れ時から仕掛けが満載、舞台も思わぬ使い方をしているので、これから観るならソワレよりもマチネがお勧め。しかも快晴の日がいいですねー。ワタシが見た日も超快晴でした!
あぁ、杏ちゃんの台詞をききに、当日券並ぼうかなぁ。・・・あ、今月ワタクシもう休みが無いんだった、無念!うわーそう考えたら無性に行きたくなった!どうしよう!