吉原御免状@青山劇場

原作 隆 慶一郎
脚色 中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演 堤 真一 松雪泰子 古田新太 / 京野ことみ 梶原 善 /橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと / 藤村俊二 / 逆木圭一郎 右近健一 河野まさと 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 村木 仁 川原正嗣 前田 悟 二木奈緒 田畑亜弥 金子さやか 鶴水ルイ 熊本梨沙 鈴木かすみ 長谷川静香 武田みゆき 中間千草 仲里安也美 嶌村織里江 横山一敏 藤家 剛 武田浩二 佐治康志 矢部敬三 三住敦洋 富永研司 吉田和宏
東京公演 青山劇場 2005年9月8日(木)〜10月5日(水)
大阪公演 梅田芸術劇場メインホール 2005年10月13日(木)〜23日(日)

ん---んっと。チケッツのオネダンの割に・・・手ごたえ少なめ?
何が物足りなかったのか考えてみました。

  • 古田さんとじゅんさんがギャグを言わない(いのうえ歌舞伎ではいつも言わないんでしたっけ??)
  • 物語りの中核が見えてこない
  • 重要な台詞が、演出的にサラッと流されている
  • 特効が中途半端(血ぃ出すなら全員出すとか。数カ所だけ出してあとはナシってどーよ)

全体的に、おハナシの起伏が無い気がしました。説明台詞が説明台詞然としていて、内容把握するのも大変で。まだ初日あけて数日しかたっていないからかも。今回、舞台転換や衣装替えが多くて役者さんたち大変なのは判るんだけどさぁ。
特に京野さん演じる高尾太夫の一方通行の愛の哀しみとか、つつみんが自分の出生にギモンを持ち始めるところなんか、もっと濃く描いてあげる方法があったのではと。勿体ない。
まぁね、良かったところもあったのですよ。吉原のシーンで遊女たちが練り歩くところなんかはゴーカでしたし。殺陣も柳生VS吉原を守る男達のところは人数も多くて格好良しでしたし。それにしても10,500円とお高くなったものです。はい。