イキガミ

あまり情報もないまま「アイドル映画だよね」的ノリで見に行ったところ、山田孝之の声の震わせ方が絶妙すぎて泣かされてしまった。映画自体もなかなかヨイ出来だったような。
監視カメラ目線?の映像や、あくまでも大声をはらずに人を制する上司(笹野高史)、頭とラストで人が変わってしまった男(劇団さん)が印象的。
法律という名の元に私たちの知らないところで何がどう抑圧されているのか、何が行われているのかは結局最後まで観客には全貌を見せない、というのがヨイ。まさに見えない恐怖うううう。
ひとつ言うなら、柄本明さん演ずるイキガミ配達人達のボス的な人?は、あんなに威圧的ではなく、逆にうっすら笑顔だったりしたほうがよかったやも。