10年10本

シアテレ10周年企画「舞台人が選ぶMyベスト10」、はてな内でやってる方も多く*1、いそいそと便乗。

  1. 日本総合悲劇協会「ふくすけ」 作演出:松尾スズキ (1998 世田谷パブリックシアター)
  2. 野田地図「パンドラの鐘」  作演出:野田秀樹(1999 世田谷パブリックシアター
  3. 阿佐ヶ谷スパイダース 「はたらくおとこ」 作演出:長塚圭史(2004 本多劇場)
  4. 野田地図「半神」 作演出:野田秀樹(1999 シアターコクーン )
  5. ハイレグジーザス「LOVE JEASUS〜星をはずす日〜」 (2002 ON AIR WEST )
  6. THE SHAMPOO HAT 「緑色のスカート」  作演出:赤堀雅秋(2003 駅前劇場)
  7. ninagawaプロデュース 「シブヤから遠く離れて」  作:岩松了 演出:蜷川幸雄(2004 シアターコクーン)
  8. 「第32進海丸」  作:蓬莱竜太 演出:鈴木裕美(2006 グローブ座)
  9. 「トイヤー 」 作:ガードナー・マッケイ  演出:ロバート・アラン・アッカーマン (2003 グローブ座)
  10. ポツドール「アニマル」(2004 三鷹市芸術文化センター )

1)大人計画は「ヘブンズ〜」や「生きてるし〜」あたりも好きだけれど、「ふくすけ」にはかなわねぇな、ってことで一つに絞ってみました。
2&4)野田地図は衣装とあまみんの存在感で「パンドラ」。でも「半神」(1999版)はナマで聞いた汽笛音*2に心震えたのではずせなかった・・・。
3)「はたらくおとこ」は、シアテレでも何人か挙げていらっしゃいますが、絶望感がもうたまらないっ!て感じ。相当グロだったけど。長塚作品なら「LAST SHOW」と長塚ジーザスの「TEXAS」も捨てがたい。あと映像でしか見ていない「ライヒ」も。
5)ハイレグ解散公演は、ワタシの中で一時代が終わったってことと、総代の脱ぎに1票。でも本当はその直前にやった歌舞伎町クラブハイツでの”宝塚的レビューを全裸で”の方が印象深かったw。
6)シャンプーハットは、赤堀さんの脚本に時々登場する「実際に現れないんだけど、存在感が確かにある役」が一番効果的だったような。この作品では「隣の部屋で寝たきりになっているお母さん」。
7〜9)ジャニ率高いです。まぁそれだけジャニ舞台も見てますからねエヘッ。
「シブヤ〜」は舞台美術と音楽にやられたかな。岩松脚本も良かったし、ニノも相当良かったですが。今やハリウッド俳優様ですし。「第32進海丸」は蓬莱竜太すげー、と。脚本ありきな感じ。「トイヤー」は脚本も良かったけれど、やっぱ演出ですかね。イノッチの、善なのか悪なのか全くわからず、しかもコロコロと変わる存在感に振り回されてドキドキした。グローブ座は意外に広くないので、ジャニヲタさん満載の中「客席が凍り付く」ってのがよく判って、それも面白かった。
10)ポツドールの中でも賛否の「否」ばかりが多い、全編音楽にかき消されて台詞が全然聞こえてこねーよ、という舞台だったんだけれど、あの中でよく役者が動けたなーと。まぁ衝撃的ではあったかな。

今年は数えたら8本しかまだ観ていなかった。少ないなー。残るはグリングとバクマツバンプーを観たらおしまいかな?暇と金がほしーよ。

*1:id:peatさんとこと、そこからリンクして色々な方々のベスト10も拝見しましたー

*2:役者さんたちの声。オープニングとラストに出てくるけど、音が違うように聞こえるんす!