ヴィレッヂ・プロデュースVol.3「真昼のビッチ」@シアターアプル

【作演出】長塚圭史 
【出演】高橋由美子/馬淵英里何/渡辺いっけい/橋本じゅん/中山祐一朗/千葉雅子(猫のホテル)/吉本菜穂子/玉置孝匡/伊達暁 /富岡晃一郎/前田悟/小林高鹿/高田聖子

寂れた小さな歓楽街。大きなショッピングモール建設のための立ち退きにより、殆ど街には人がいない。その街にできたばかりのハンバーガー屋で働く球子は、気が違ってしまった妹・美磨を養うため夜は小料理屋の看板の元、体を売って暮らしていた。街の娼婦を取り仕切る鳩子は地上げ屋に今日も追い立てられている。地上げ屋を雇っているのはショッピングモールの建設者である高柳姉弟。義姉の悦代は鳩子の身辺を探っている様子。球子の夜の常連客・森脇が連れて来たサラリーマン・桜田と、球子の昼の雇い主であるボンボンの清原がそれぞれ球子に求婚するが、球子は清原を選び・・・
今回は伏線が少なかったような、、そしてラストの展開は後半からちと想像できてしまった。不幸な出来事も人に転価してしまえば、その時点で不幸ではない。いい訳ばっかじゃダメねと思いつつ、真正面から額面通り受け取るヤツなんていないわな。多かれすくなかれ誰しも。球子・悦代・桜田・清原・鳩子については判った。あとの登場人物に対しては描写が少なすぎて何とも判断しかねるところ。惜しい。実に惜しいなぁ。